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【自分研究所】という、高校専門塾とは

2022.10.17

2021年、秋

「18歳の高校生に【偏差値】だけで大学を選んで欲しくない。【知名度】だけで就職先を選んで欲しくもない。やりたいことで選んでほしい!そのために、家族、親戚、学校の先生、塾の先生以外の【仕事人】の話を聞いて欲しい。目一杯視野を拡げてあげたい。昭和・平成の価値観では、令和世代に責任が持てないな。社会変化の勉強もさせてあげたい。」

2021年の秋、コロナ禍の吹き荒れる中、私は今までに無い高校部の開設を構想しながらそんな事を考えていた。普通科進学高校の生徒だけではなく、工業·商業·農林系の実業高校の生徒達にも貢献したい。全ての高校に「完全準拠したカリキュラム」と、学ぶ意味を探す「探究活動」を両軸に据えた専門高校部を作りたい!学校では習わない勉強も出来る場所、それが「自分研究所」の始まりだったのです。

こんな生徒になって欲しい

自分研究所では、自分が通っている高校にどんな特徴があるのか、近隣の大学ではどんな研究を実施しているのか 、東海3県にある企業はどんな事業を行っているのか、さまざまな探究活動(自研アプリとシゴトフェス)を通じて、自分自身を知り、どんなことに心が動くのかを「知ること=自分研究」から始めます。

生まれ育った街には、どんな人がいて、どのような営みがあるのか。たくさんの人の話を聞いて、迷うこともあるかもしれません。だけど、「迷い、考え抜いた先にいる自分」と「今の自分」、どっちが魅力的に映るだろうか。私たちは貴重な青春時代に「自分とは何か」を問い続ける生徒になって欲しいのです。

答えの有る問題が解けなければ、答えの無い問題は解けない

2022年、高校生の学習指導要領が改訂され、新しい学問の扉が開かれました。人生の中で圧倒的に成長する大切な3年間という時間が、全員平等にあります。自分研究所では、一人一人の学校別・クラス別の予習カリキュラムを提供する事で、勉強に対して前向きな高校生を育成します。新教科書に果敢に取り組み、成果を出すことにこだわり徹底的にサポートしています。

カッコイイオトナとの出会いの場 シゴトフェス

自分研究所では年2回「高校生」と「たくさんの仕事人」との出会いを創出します。

「今の夢は?」「まだ分からない…」。

大丈夫!そんなの私たちオトナもそうだったから。高校生の興味のある「仕事」をしている人はもちろん、名前も知らない「仕事」をしている人もお呼びします。たくさんのカッコイイオトナに会って、たくさん話を聞いて、たくさん感化されたらよいでしょう。

スマホで探究 自研アプリ

情報化社会の波が押し寄せる令和の時代、必要で重要な情報のみを取捨選択するのは困難を伴います。全国の大学·短大の数は約1,100校。職業に至っては1万7,000種以上もあるのです!!!

勉強方法や、読んで欲しい本も紹介したい。でも教室の中での紹介だけでは限界がある。

そこで私たちは本当に必要で有用なインターネット上の情報を自分研究所の視点を持って収集、選別、編集し生徒達と共有する為に「自研アプリ」を東京にある教育系ICT企業のラシク社と共同開発しました。生徒のみならず保護者の皆様にもIDを付与し、いつでもどこでも「探究活動」が出来る体制を整えたのです。

高校1年生は16Lab

高校1年生の秋に「文理」「学科·コース」 選択をする高校が一般的です。「数学が苦手だから文系」という選択よりも、「法律を学びたいから文系!」「フランス 語を学びたいから文系!」って言って欲しい。

だからこそまずは、自分研究所が選んだ「タメになる」映像、「16歳に読んでほしい」 書物、「シゴトフェス」のでキミの視野をめいっぱい広げます。世の中を知り、学問を知り、職業を知ることで、自分たちの持つ可能性を感じて欲しい。16Labは最も大切な時期なのです。

高校2年生は17Lab

16で決めた「類型」「学科・コース」で 学びを深めていきます。自分が勉強する意味は何か?探究学習と所長面談を通じて考える時期です。 確実に基礎学力をつけながら16で見つけた興味のある分野について深く学べる大学・短大・専門学校をじっくり選びましょう。また職業研究・企業研究を深めて、自分が働いているイメージを固めます。そして高2の冬には進学・就職の決定をしていくのです。

高校3年生は18Lab

この年にはオトナの仲間入りを果たします。18歳、成人になるのです。たくさんの権利と自由が付与される一方で、 行動には社会的責任が伴います。 これから始まる長いオトナの初年度。自分研究所で広げ、深めた学問·職業へ の視野を一気に絞っていきます。進学でも就職でも、どんな扉も開くことの出来る「基礎学力」と「考える力」を身に つけ、オトナとして、どう生きていくかを考えていきます。

実力で突破する大学一般選抜

高1・2は学校の定期テストに特化して学び、高2の冬~高3の春に決めた志望校の合格通知を実力で勝ち取ります。新課程の入試制度に精通した所長を初めとしたスタッフが生徒一人ひとりにつき、合格への伴走者として最後まで導きます。

個に力で突破する学校推薦型選抜·総合型選抜

学校推薦型·総合型選抜では、 出願にあたって「評定平均3.5以上」といった出願条件が設定されている場合もあり、高1からの成績が圧倒的に重要になります。同時に面接や論文、プレゼンなどが課せられます。自分研究所では、評定平均アップをベースに、入念な対策を実施していきます

就職対策

高校生の就職活動では、高校からの紹介である「学校斡旋型就職」が一般的です。これを利用する場合、 応募開始から一定期間は1社しか応募できません。自分研究所では、探究活動を通じて職業研究·企業研究を十分に行うカリキュラムを提供します。

高校の学びの先に

このような自分研究所での活動を通じて、私たちが見据えるのは3年後の生徒の姿。高校3年間の時間をかけて、自分で選び、手に入れた新たな扉。

その前でキラキラ輝く目をして「じゃ!行ってきます!」という生徒達の姿。走り始めた若者を温かく見つめる私たちの姿がそこにはあるのです。